2002/9/7-8 東ノ川 沢登
一緒に遊んだ人 樋上さん・三浦さん・上田さん・俺
ルート図赤…1日目、緑…2日目
写真
メモ
「はじめ人間ギャートルズ」って漫画 知ったはります?テレビでもアニメ放映しとりましたよ。ゴンとかドテチンとかマンモスとかヒゲモグラとか出てくるヤツですゎ。あの風景って覚えたはります?マンモスが走ってて ちっこい人間が追っかけとる(昔カップヌードルのCMでもあったやんね)。背景は ダダっ広いトコにてっぺんが岩のハゲた お山(たまに噴火しとるのもあったかな)。この東ノ川からは遠景でギャートルズに出てくる山を見ることが出来ます。多分「なんとかぐら」とかって名前が付いてるのもあるんでしょう。でも俺にとってはギャートルズに出てくる山。これが見れただけでも行ったかいがありました。
「ここが近畿か?」「日本には こんなとこがあるんかいな」と驚きました。とてつもなく高い崖、そして とてつもなく高いトコから降ってくる滝、そこには幻想的な虹がかかる。目の前には巨岩だらけ。仲間が流されそうになりながらも必死の形相でテープスリングにしがみつく…。印象深い谷。
前晩に仕事場から直で樋上亭に行き、巨犬(?)と戯れてから車に乗り込む。森之宮駅で三浦さん・上田さんが乗り込む。上田さんとは今回お初。森ノ宮から2時間半で大台駐車場へ。車は少ない。車中泊。
朝 寒さで目が覚め、用意をして歩き出す。尾鷲辻を200m程行き過ぎて戻ってくる。辻には人の数を数える人が立ってて ジっとしてはるので寒そー。テープを辿って尾鷲道を行く。途中でテープを見失い、白崩谷だと思って降り始めた谷は実は宮川ダム側の谷やった…。テープを見失ったとこまで戻り、正しいと思われる方向へ降りていく。前日からの雨のせいか、少し降りると水が ようけ流れてる。皆歩くのが早く、俺は遅れ気味。いやらしいトコをドンドン降りていく。途中2条のデカい滝もある。その後ようやく傾斜が緩くなってくる。白崩谷だけで もぉ沢登り(下り)を満喫した気分。ジャブジャブ歩いて ようやく東ノ川本流に出る。本流に出てから渡渉を繰り返し、1時間程登ったところで右岸にテン場を見つけ まだ明るいが焚き火の準備。この晩は2人用テント2つで各自2人ずつ入ったが あまり寝れんかった。
明るくなってから朝飯食い、その後 遡行開始。巨岩が多い。途中いっぺん高巻きしたが結構大変。高巻き終えてからは巨岩ゴーロの水線に突っ込む。これまた結構大変。石飛で渡渉、ショルダー等を死ぬ程繰り返し 途中 流されそうになったりしながらも ようやく無事に西ノ滝・中ノ滝の下に着く。なんちゅうスケールのデカい景色なんや。西ノ滝の 溢れるパワーに圧倒される。幻想的に虹がかかっていてクラクラ来る。
その後、「もー1ビバークかなー」等とのたまう 老人力パワーにビビる。矢印のペイントが そこかしこに書かれてる。なんや、この谷は???水量が少なくなり直登できる滝の割合も増えてくる。途中 調子乗って突っ込んでったら 1人で嫌らしい壁を登らされることもあった。(他の人は高巻き…)
高倉滝と思われる滝は左から高巻き。結構時間を食ったが、きのこを見つけ、三浦さんがビニール袋一杯に入れてくれたので このルートで正解。そっから先は特に苦も無く直登できる滝ばかり。上田さんがややバテ気味。「暗なってきたでー」ゆーてる内に東ノ滝下に着き、「どっから巻こかー」ゆーて左岸を登ると途中から立派な道がついてて楽に登れた。傾斜の殆ど無いナメ滝を歩き、橋のとこから大台周回道に入る。樋上さんもバテ気味。鹿に見守られながら駐車場へ戻る。もーちょっと遅かったらヘッドランプつけな帰れんとこやった。新金岡まで乗せてもらい、電車で帰る。
コースタイム
- 7日
7:38 駐車場発→
8:10 尾鷲辻(ちょっと過ぎて また戻ってきた時)→
9:15 テープを見失い尾根道を外してガレを降り始める。
ガレから道みたいなトコを辿ってトラバース→
9:30 高度1345m 橋の跡
東向きの水流はオカシ過ぎとのことでテープのあったとこまで戻る→
10:00 高度1420m テープ地点まで戻る→
10:15 高度1315m 尾鷲道に戻る→
10:40 尾鷲道から北向きに谷を降り始める→
11:36 高度1055m 白崩谷本流 H12mF CS 2条→
12:00 高度985m 昼飯→
14:20 雨また降り出す→
14:26 高度540m 左岸から多段40mF→
14:50 高度505m 東ノ川白崩谷出合→
15:45 高度535m テン場着
- 8日
7:42 テン場スタート→
10:34 高度820m→
12:00 高度920m 大ヌケ谷出合 昼飯→
13:50 高度1030m 西ノ滝下→
17:15 高度1375m 東ノ滝下 H25mF→
17:32 高度1420m 東ノ滝の巻き終わり 滝見尾根からの道→
17:40 高度1440m 吊橋→
18:30 高度1595m 駐車場着
作成 2002年9月10日
修正 2002年11月2日
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